常陸國總社宮

神職日記|4人が語る、神様と暮らす日々。

お餅を切るとき

2月も終わりに近づいてきました。みなさんはお餅を食べてますでしょうか?

お正月ぐらいにしか食べないという人もいれば、好きなので年中食べてるという人もいるでしょう。私もお餅は好きなので年中、月に3,4回くらい(たいてい朝食として)食べてます。

 

お餅の入手ルートってご家庭によってまちまちだと思います。スーパーで買う、農産物直売所で買う、自宅で作る・・・私の知らないルートもいろいろありそうです。ちなみに私の家の場合はトラックで回ってくる野菜屋さんから買っていました。

 

神社ではお餅は神様へのお供えとして上げられますが、全ての場合に登場するわけではありません。それなりの規模のおまつりになると出てくるわけですが、兼務社のおまつりを含めると時期的に重なることも多く、一日に2回、3回、4回とお餅がお供えされることもあります。そんな日の夕方は社務所の台所にその日お供えされたお餅が集合することになります。

どどどん!

 

お供えが終わったお餅はみんなで分けて頂きます。たいてい直径20センチ、30センチくらいある重ね餅なので、食べやすい大きさに切る作業があります。

ザクザク切ります

 

搗きたてだと刃にくっつくほど柔らかかったり、時間が経ちすぎていると全体重をかけてもなかなか切れなかったり、その餅がたどってきた歴史がしのばれます。売ってるお餅はもっと小さかったっけか?とか、平行に切れないなあとか、海外のでかいチーズみたいな形してるなとか考えながら切っていくと、いつのまにか切り終わっています。(あんまり他のことを考えていると危険です)

 

そういえば私が小学校の時は、何の催しだったか忘れましたが、餅つきを近くでやってたよなあとか思い出しました。その時は年齢が低すぎたのか、怖くてやろうとしなかったのか自分でついたりはしなかったと思います。大人になった今だったらやってみたいなとは思うのですが、コロナウイルスの影響で今は臼と杵でつくような餅つきはなかなかやっていないのでしょう。はやく感染が収束して餅つきができるようになってほしいものです。

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