雨の多い季節になってきました。最近は、菊作りでは挿し芽苗を作る作業をしています。切り取った菊の一部を土に挿して根が出たら苗になるのですが、暇を見つけては良さそうな部分を切っては挿し、切っては挿しを繰り返しています。
挿し芽のやり方の情報を調べると土の種類、使用する薬剤、置き方など色々選択肢が出てきて、どれもやってみたくなります。手に入るものから試してみているのですが、色々手を広げていると管理の面でややこしくなってくるなーとも感じます。
他に今年から菊関連で試していることに「マルチング」があります。マルチングとは植物を植えた土の上をなにか資材で覆うこと。土が乾くのを防いだり、病気になりにくくなったり、雑草が生えにくくなったりといった様々なメリットがあるそうです。
よく畑などで見かける土にビニールがかかっているアレもマルチングなのだそうですが、鉢植えの菊だと土の上になんかもじゃもじゃしたものが乗ってたり、硬そうなスポンジ?みたいなのが乗っかっていたりするのを見かけます。
水をやったり雨が降ったりしたときに泥がはねて葉っぱについてしまうのを防ぐ効果もあるようで、下の方の葉っぱがダメになりがちなのもこれでうまくいけば・・・という期待もしています。
土の上のもじゃもじゃ、水苔というものらしいです。菊でもよく使っているのを見ます。
蘭の栽培でもよく使うものらしく、そう言われるとなんだか高級感がある・・・気がします。実際水をやったときの感触がとてもよく、見た目も良いので、さすが定番という感じがします。
もみ殻くん炭。もみ殻を炭にしたもので、土壌改良材として農業や園芸にいろいろ使われているものです。菊栽培では土に混ぜるのはよく聞きますが、マルチングに使っているのは実際のところ見たことないです。土の酸性とかアルカリ性とかに影響があるらしく、それで使われてないのかなあとかも思いますが、土に混ぜているものだし悪さはしないんじゃない?というのと他の植物ではアブラムシ対策に使ってるならよさそう、という素人考えでかぶせてみたものです。とても軽いので、水やりのときにこぼれそうなのが少し困ります。
葉っぱ。そこらへんの葉っぱを被せたものです。風で吹き飛んじゃいそうな気もしますが、これで済むんだったら神社にはたくさん落ちてるし、無料だし(見た目はワイルドになりますが)いいよなあ、と使ってみたものです。良からぬものが菊につかなきゃいいなと思いながら期待しています。
どれもその効果はいかに、という感じですが、防草シートでマルチングしたり、バークチップ(樹の皮)をつかったり、その他にもマルチングに使われているものはいろいろあるようです。
結局よく使われている定番のものに戻ることになるかもしれませんが、鉢はたくさん増える予定なので、目移りしながらやっていこうと思っています。