競技会などに出る菊には三本仕立てという仕立て方があり、一つの苗から三本に分岐させて、3つの大きな花を咲かせます。競技会用の主流の形といっていいかと思いますが、今まで私はやったことがありません。
大菊に関しては、私は一本のまま一つの大きな花を咲かせる育て方しかしてきませんでした。菊を育てている以上、分岐させて咲かせるのに挑戦しなくてはいけないだろうとは思っていましたが、かなり技術が必要そうだし、今年は特にやるつもりはありませんでした。
ありませんでしたが、1本のまま育てていたつもりの菊の中に、意図せず3本に分かれたものがでてきたので、分岐させるってどんなものか塩梅をみるために「誘引」という作業をしてみようかと思います。
誘引は植物の茎やつるを支柱に結びつけて方向や形を整えることなので、1本だけを支柱に結ぶのも誘引なのでしょうが、それが3本バランスをとるとなるととたんに難しそうに思えてきます。以前見に行った新宿御苑の大作りなどは500本に別れているというのですから、一体どうなっているのでしょう。
鉢の周りに3本とりあえず支柱を立ててみて結ぼうかとしましたが長さ的にもうちょっと足りず。
9月になると菊はすごく伸びてくる印象があるのですぐに届くとは思いますが、この時期にこの長さというのは、少々遅れているのかも。そこらへんの感覚が分からないのも暗中模索といった感じです。