去る5月5日（水）に石岡市根小屋地区の献穀田で御田植祭を斎行しました。

昨年に続き、感染症対策の一環として、日時の告知をせずに非公開としていました。見学を楽しみにされていた皆様にはご理解をいただき感謝申し上げます。

当日はとても強い風が吹き荒れ、祭壇やお供物を固定したりと大変な天候の中、早乙女による手植えに代わって、田の所有者である当宮神職夫妻のみで田植えの儀式を執り行いました。

しかし、昨年は献穀田へ直接赴き奉仕することが叶わずに、近くまで行っての遥拝（離れた場所からのお参り）を行うのが精一杯でしたが、今年は略式ながらも無事に奉仕をできましたことは何よりも嬉しいことでした。

新穀は神嘗祭当日祭（10月17日）、新嘗祭（全国的に11月23日。当宮は12月6日）をはじめ、毎日の日供祭や月初めの月次祭など年間を通して大神様にお供えされます。

一面に広がる青々とした稲と水面が揺れる様子は、今しかない味わえない田園風景で爽やかですね。

秋の収穫まで無事に大きく育って欲しいです。