9月27日 あじさい祭りで有名な当宮の兼務社、竹原神社の氏子の皆さんが令和坂にあじさいを植樹してくださいました。
竹原神社は小美玉市にある神社で、創建時期は定かではありませんが面白い伝説が残っています。
大谷村で伝染病が発生し、牛頭天王が人を食っているという祟りを信じた人々が御神体の金幣を川に投げ捨てた。御神体は竹原村に流れ着き、神の怒りを恐れた村人が御神体を洗い清め、寒さでアワアワと震える神様を火で温めて丁重に祀った。
というものです。この伝説に基づいて7月の祗園祭では川で神輿に水をかけ、手のひらを口に当ててアワアワと声を出すのです。町内では通りのあちこちで麦藁を燃やし、水をかぶった神輿は燃えさかる藁を蹴散らしながら町内を巡ります。
このお祭りは「アワアワ祗園」「奇祭」として有名で、当宮の兼務社の中でも最もアグレッシブなお祭りです。
▲神輿は総欅造り、重量は170㎏以上もあり、昭和61年、旧美野里町の指定有形文化財に指定されています。
▲御本殿の屋根。千木は外削ぎ、鰹木は四本です。この屋根は令和元年5月に修復されました。
拝殿は一段上がってまた下がる、という少し変わった造りをしています。
竹原神社では毎年6月にアジサイまつりを行っています。アジサイは平成16年に一人の氏子さんが植え始め、町内会や青年部などの協力により現在では60種1500株ものアジサイが咲き誇ります。
▲この参道の両側の低木は全てアジサイのようですね。
私はまだ期間中には参拝したことはありませんがアジサイ苗の無料配布や笠間焼作品の展示販売なども行われています。
来年は梅雨の時期に参拝してみたいですね。