うちの少年が『Blue Giant』以来、ジャズに少し興味を持っているので、初ライブに連れて行くチャンスを探していました。
そこにずずん、と来たのがトランぺッター黒田卓也さんプレゼンツのイベント「The Bundle」。毎週、聴いている黒田さんのラジオ「ムーンフライト」で情報を得て家族で初参戦しました。
「Bundle」とは束のことで、黒田さんが推す国内外のアーティストがまさに「タバ」になって演奏してくれるというスゴいイベントです。
『Blue Giant』の主人公である大のサックスを実際に演奏している馬場智章さんのプレイになるや、子供も釘付け。最前列で初ライブを堪能しました。
昔、京王線沿線に住んでいたときに下北沢には毎週のように遊びに行っていたわけですが、皆さんご存じのように最近はずいぶん、こざっぱりして参りました。シモキタと言えば、車が通れない商店街に趣味的な雑貨屋とか、知る人ぞ知るバーとか、もちろん古着屋とかがひしめいていて、あの雑多な感じが良かったわけですが、都内全体にじわじわ来ている再開発の大波にさらされ、駅周辺も様変わり。おじさんとしては少し寂しい気もしますが、この「Bundle」のヴェニュー(←言ってみたかった)となったAdriftはなかなかスタイリッシュなアドレス(言ってみたかった2)でありました。
話は変わって6月も後半と言えば恒例の「夏越大祓 茅の輪くぐり」。今回は「祇園祭」の神輿(みこし)も同じ日に出ます。
「茅の輪くぐり」の神事は毎年6月30日に行っている静かな行事。神職と氏子青年ひたみち会の皆さんが作った大きな「茅の輪」を境内に設置。「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱え、茅の輪をくぐって半年間の罪と穢れを祓います。
この行事、ご祭神であるスサノオノミコトの故事にちなむ行事なのですが、同じく祇園祭もミコトにちなむ行事。もともと氏子町内の一つである中町に鎮座していた天王社(別名 八坂神社、祇園祭)が総社宮に昭和9年に合祀されて以来、かつて6月13~14日に行われていた祭りを茅の輪の神事とともに行うようになりました。とはいえ神輿は当時ぼろぼろで使えず、静かな神事のみ。
その後、平成12年に氏子の皆さんが神輿を修復して下さり、同13年から渡御も行うことが出来るようになりました。
以来、6月30日に茅の輪の神事と祇園の神事を、それに伴う神輿渡御を7月第一日曜日に行っています。今年は6月30日が日曜日なので、神輿渡御も同じ日程で行うこととしました。
当日は静かな神事と、アグレッシブな神輿、そして賑やかな参道市も企画されています。御用とお急ぎのない方は、17時に間に合うように総社宮までお越しくださいませ。