今回も前回に続いて菊日記です。神社で大菊を育てている経緯については、前回までの日記をご覧いただくとして、先日(といっても2週間ほど前)苗を鉢に定植しました。ここからは鉢を植え替えず、花が咲くまで育てていくことになります。
前回の菊日記2でお話しした挿し芽をした苗ですが・・・残念ながらほとんど全滅と言っていい結果となりました。なかなか精神的ダメージも大きく、理由も色々と考えましたが園遊会まで残り時間も限られてきています。なのでこれまでの反省はまた来年に活かすとして、10月の園遊会にむけては今生き残った鉢を育てていきます。
現在育てているのは福助作りという菊の形で、一本短い茎に、一つだけ大きな花を咲かせるものです。苗作りまではどんどん枝分かれさせていく作業でしたが、今度は茎が中央に一本の状態で花を咲かせるまでいい形に育てなくてはいけません。
私としては先端を切り取って脇芽を増やしていく作業が楽しかったため、いまだに切ってしまいたい衝動にかられながらも、「いや、切っちゃだめだ・・・」と思い直すということを水やりのたびに繰り返しています。
しかしやっぱり切りたい!増やしたい!ということもあり、たくさん花を咲かせるタイプの菊も一緒に育てはじめました。大菊以外にも、キク科というくくりまで範囲を広げると魅力的な植物がたくさんあります。園遊会で一緒に飾れればいいなあと思いながら、神社の菊栽培スペースにはだんだんと鉢が増えていっています。