常陸國總社宮

神職日記|4人が語る、神様と暮らす日々。

茨城→秋田→茨城

秋田県に行ってきました。半年ぶりくらいの県外外出です。

ニュースなどでも報道されましたが、今年の秋田県はものすごい雪が降ったということで、4月でもまだまだかなりの厚みで雪が残っていました。

豪雪地帯の人たちの雪の扱いの上手さは仙台に住んでいた頃よく耳にしたのですが、なかなか雪のある時期に訪れることはありませんでした。実際に見てみると、秋田の人たちはスコップの使い方からして違っており、雪を切り取って投げ、切り取って投げ。ザクザクポイといった感じで、なんとも手際の良い動きでした。

私が行った日は三日間ほど暖かい日が続いた後ということで、「ちょっと前までは雪が壁のようだった。ここ数日で日なたのところの厚みは半分くらいになった」とのことでした。その日も気温が20度近くにもなるいい天気だったため, そこらじゅうで雪解け水が流れていました。

茨城に帰ると満開だった桜がだいぶ散っていました。これだけ暖かくなってくると冬の間おとなしかった雑草が神社の境内に復活してきて、特に今頃はあちこちにタンポポが出てきて黄色い花を咲かせはじめます。タンポポにうらみはないのですが、ところかまわず出てくるところが困りものです。

前日まで何もなかったところにいきなり黄色い花が現れる感じなのでいつも不思議におもっていたのですが、今年よくよく地面を見てみると、つぼみが半分砂の中に埋もれていたり葉っぱの中に隠れていたり、実に巧妙に(別に人間から隠れているわけではないんでしょうが…)成長していることがわかりました。それほど勢いよく育っていないように見える葉っぱからも、ねじ曲がるように地べたにつぼみがのびているのです。彼らの生命力には驚くばかりです。

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