常陸國總社宮

神職日記|4人が語る、神様と暮らす日々。

NegiがKoiしたマンガ遍歴②『機動警察パトレイバー』

初詣が終わっても節分が終わらないとなかなか余裕が出ないのが神社の新年。
その節分も無事に終了してようやく物事を考える余裕が出てきたような気がします。

昨年の節分祭では殿内の豆まきのみとしましたが、今年は感染対策を徹底した上で2年ぶりに見学者の方にも豆まきをご覧いただくことが出来ました。
御来宮いただいた皆様、御助成いただいた氏子会、氏子青年ひたみち会、青栁道場の御一同、そして特別年男・年女としてご参加下さった二子山親方さま、相川七瀬さま、ムコナくん、ねば~るくんには心より感謝申し上げます。

特別年男・年女の皆さんには豆まき前にそれぞれから一言ずつご挨拶を頂きましたが、いずれの方からも発せられたのは「開催してくれてよかった」とのお言葉でした。
ライブをこれまで通り開催できない音楽関係やイベント関係の皆さんはこの2年間本当にご苦労をされていることと思います。
中にはお仕事自体の存続が難しくなった方もおられるでしょう。
神社界の行事も中止や延期、規模縮小を余儀なくされてきました。
常陸國總社宮も例外ではなく、9月の例大祭は2年連続神賑行事を延期せざるを得ませんでした。
これまでとは異なる状況において、これまで行ってきたことを実施するには当然、これまでにはなかった苦労が伴います。
しかし、その苦労をしてでも、やるべきことはやるという姿勢が令和4年の我々には必要とされているように思う今日この頃です。

さて、3年前に『ロバート・キャパ展』を拝見して以来、久しぶりに土浦市民ギャラリーに行ってまいりました。
目当てはもちろん、『機動警察パトレイバー「TV-劇パト2+」』です。

『パトレイバー』といえば、『新九郎、奔る!』を連載中のゆうきまさみ先生による代表作。
テレビアニメやムービーにもなったので、ご記憶の方も多かろうと思います。

しかし何故土浦で『パトレイバー』の展示?
と思われる方もおられるかもしれません。
お答えしましょう。

『パトレイバー』は近未来(といっても設定年代を我々は既に越えてしまいました)の東京を舞台にした作品。
主人公は警視庁・特化車輛二課の泉野明(いずみのあ)という女の子です。
レイバー、といういわゆるロボットの発達によって急増した犯罪に、
パトカーならぬパトレイバーを操縦して奮闘する、というのが大まかなストーリーでした。
パトレイバーのライバルとして登場するのが「シャフト」という企業が極秘に開発したレイバー「グリフォン」。
その「グリフォン」が開発されていたのが「シャフト」の土浦研究所という設定だったのでした。

土浦の高校に通った私としては、作中に土浦の事が出てくる設定は、フィクションとノンフィクションの境界が曖昧になるようで、得も言われぬ感動を覚えたことを記憶しています。
土浦はパトレイバーファンにとってはいわゆる「聖地」というわけです。
展示ではテレビアニメ版や劇場版「機動警察パトレイバー2 the movie」に焦点を当て、原画やセル画などを多数展示しています。
まもなく会期終了なので、未見の方は是非ご覧下さい。

少しだけ余裕が出たので、これを機に久しぶりにコミックスを読み返そうかと思っております。

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